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オーナーへメッセージ

2009年10月26日

もう1つの理由

実は今回の島根遠征には続きがあります。

昨年のエギパで僕は、
大会中にも関わらずアコウ狙いに徹していました。
しかしね・・・。

これってイカにもアコウにも申し訳ない気がしたんですわ。

朝マズメこそ瞬間的に力を入れてイカを狙ったものの、
アコウの事が気になって仕方ない。
アコウに切り替える頃には日が高々と昇っている。

当時は頑張っているつもりでしたが
よくよく考えればどっちつかずなんですよね。

今年の大会はしっかりイカを狙おう。
上位に入りたいなんて願望は今更無いんだから
島根の雰囲気をしっかり楽しもう。

下の記事では適当な言い回ししてるけど、
本当は周辺景色や大会の雰囲気を感じながら
多分誰よりもエギングを楽しんだんじゃないかと思うんですよね。
当然ジグの1本すら持ち込まず、終始エギングしてました。

大会終了後は直帰、
自宅で記事を書いて心地よい疲労感に浸りました。

なんたって今回の島根遠征は車中泊だからね。
疲れるよ本当。
それも1泊ならまだしも2連泊だったからねぇ。

・・・。


・・・。



何か?(笑)


そう、
実は今回の遠征、
エギパの為だけでは無かったのです(笑)
大会の前日、終始ロッドを振り倒す計画だったのです(笑)

金曜の仕事を終えてSH君と共に島根半島方面に直行、
現地でヒロさんと合流し翌日の朝イチから沖磯に渡礁。
ヒロさんSH君はショアジギ、僕は当然ショアラバ。
そんな計画で行って来ました島根半島!


10月24日


5:00
渡船近くの駐車場で1泊。
眠い目をこすりながら起き出すと
車の周りにはフル装備の釣り人が続々と集まっていました。
僕達は前日入りの1番予約なのでお構いなしに準備を始めます。
「今日こそマダイを言わせてやる」
そんな闘志とワクワク感に溢れながら乗船し、
狙いの釣り座に3人で渡礁しました。


6:30
2人はヒラマサ狙いのショアジギ、
僕はショアラバで実釣開始です。

「こっち側はシャローだから」

およその水深と地形は事前にヒロさんに聞いていますが
やっぱりやってみなくては分かりません。
1投目はブレーキ調整も兼ねているので即回収し、
2投目から本格調査開始。

自作12号タイラバをおよそ50m先に投げ込み、
着水直後からカウント開始。


1 2 3・・・。


9 10 11・・・。


15 16・・・着底。

シャロー側と言えど既にッパナより遥かに深い。
水深およそ19m前後と言うところか?

着底後すぐさま切り返してリトリーブ開始。


ハンドル1回転、

ハンドル2回転、

ハンドル3回転、



ゴッ ゴン!



マジか!?いきなり食って来た!?

いきなりティップを叩き込む強烈なバイトに体が反応してしまい
巻き続けないといけないはずなのに鬼掛けしてしまう(死)

が、

どうやらマダイではないらしく上手くフッキングが決まりました。
魚のウエイトとトルクフルな引きがロッドに乗り、
ベリーからバット近くまで曲げ込まれながらもポンピング開始で応戦!

しかしベイト特有のハンドルの短さが邪魔をして
パワーリフトに巻きが付いて来ない(汗)
バイトパターンから相手はアコウか他のハタ系と推察し
ポンピングからゴリ巻きに変更で無理やり巻き上げます・・・が、

底物であることに気付くのが遅かったのと
際のブレイクが思ったより沖にあるのが相まって
ついに岩盤ロックで動かなくなりました(死)

何たって実質1投目のヒットなもんで地形が分からなさ過ぎる(泣)

いきなりのロッドブチ曲げに2人の視線は釘付けでしたが
「ごめーん、やられたわー」
と長期戦決定です(死)

フルテンションで限界までロッドを曲げてみたり・・・、
完全にフリーにしてみたり・・・タバコでも吸うか・・・。

ゴゴゴゴッ!

早くも出てきた!(笑)

今度こそ隙を与えないゴリ巻きで浮かせ、
際の最後のランもかわして抜き上げキャッチ。

島根半島沖磯、1発目はコイツ!


もう1つの理由


なかなかサイズのアコウ35cm!


もう1つの理由


しかしこのサイズを釣っても魚に対しては何の感動も無い。
そんな事より島根半島のスケールのデカさ、
今ここで釣りができるという素晴らしさ、
そっちに心が行ってるんです。
だってコレですよ。


もう1つの理由


どうよこれ!?


もう1つの理由


これ!


もう1つの理由


この地形!

この雰囲気が海岸沿いに延々続いてるなんてありえんでしょ!
35アコウなんぞゴロゴロ居るって。

が、

いきなりのヒットにマダイへの気持ちは高まるも
やはり釣りは甘くありません。
マダイどころか底物系すら反応が無く、
無情にも時間だけが過ぎて行きます。
タイラバのキャストを続け地形は読めてきましたが、
狙うべくブレイクライン付近を打ち返すも無反応。

ちなみにこのブレイクラインってのが凄いんです。
シャロー側はカウント16前後、ディープ側はカウント29前後、
その水深落差およそ10~12mってどうなんでしょう(笑)
最大水深は確実に30m超えてます。
このブレイクラインが自分と垂直に入ってるので釣りになりますが、
並行に入ってたらいくらタイラバがあっても足りません。
島根恐るべし、です。

時に青物組ですが、

ヒロさんが朝イチ謎の巨大根魚らしきを掛けたようですが無念のロック。
おそらく巨大アコウとか冗談抜きでクエとかだったと思われます。

こちらも時間だけが過ぎて行きますが・・・、
ついに祭りが始まりました、待望のナブラ!

正体はサゴシですが、このサゴシもベースサイズが半端ない。

そのサイズ実にMAX70オーバー、
アベ60のサワラって言っても良いんじゃねサイズがわさわさしてます。

たまらず僕もスピニング+インチクで狙ってみました。


もう1つの理由


アコウの倍近い長さなのにアコウの1/10も引かない(笑)
これはこれでいくらルアーがあっても足りないので終了。
再びタイラバを投げます。

と、

ここでついにドラマが!

ヒロさんが上手くサゴシをかわして本命ヒラを掛ける!

MAX120gのタイドマークをブチ曲げながらも
鬼のゴリ巻きで必死にラインを手繰る!
しかしそのバトルはフックアウトという形で幕を閉じる事に。

1日に1回バイトを拾えたら良いと言うショアヒラマサの世界。

そんな世界なのにフックアウトはキツイだろうな・・・。

でもヒロさんは負けずにひたすら別個体にアピールを続けます。

その甲斐あってか1時間ほど経った頃に再びヒラを掛けるヒロさん!

「これはマジでデカいぞ!」

今まで見せた事の無い真剣な表情で本当の力比べ。
が、これもまさかのフックアウト・・・。
これには流石のヒロさんもタックルを投げ捨てそうな感じでした。
肩を落とし座り込み「もうやる気無いわ」と・・・。

「まぁヒロさん、せっかくの島根、楽しみましょう」

「・・・そうだな・・・。」

ここでSH君が40程度のハマチっ子を掛けます。
で、ふと気付いた事が・・・、
あのナブラもしかして魚変わってない?

あっちに出たりこっちに出たりを繰り返すナブラですが、
サゴシだと思って誰も狙わなかったのに
いつの間にかハマチっ子に変わってる・・・?
そうなりゃ狙うしかないでしょう(笑)

で、大正解!

ここから3人でナブラ祭り開始です(笑)
翌日も島根なので持ち帰る事ができなのが残念ですが、
その分引きをしっかり楽しみながらキャッチ&リリース。
特に僕はエギングロッドやイグニッションベイトでのジギングだから
もう楽しくて楽しくて(笑)
ただ、1人虎視眈々とチャンスを伺う男が居ました。
一際深いレンジを探っていたその男は
ハマチをかわしてついにヒットさせたのです。

ヒロさん、3度目の正直!

相手が突っ込もうが何しようがゴリ巻きを続け、
瀬際のラストランも切り抜け豪快にブッコ抜き!


もう1つの理由


ついにヒラマサをキャッチ!
サイズは60弱と少々納得が行かない?
というのはあるでしょうが、
そんな事より獲れた事を心から喜ぶヒロさん。
本当に嬉しそうだったなぁ。

そんな顔を見たらもう、ジグなんて投げてられません。
僕はマダイを釣りにここまで来てるんです。
自分を信じて投げ続ける事を忘れかけていました。


もう1つの理由


何とかマハタの若魚を拾うも、やはりなかなか本命には出会えません。
それどころか朝のアコウとこのマハタ以外にバイトが無い。
どうすればマダイに出会えるのか・・・。

どうすれば・・・そんな事を思いながらリトリーブを続けると、
コッ、コッというバイトが・・・。

「お、なんか来たな?」


コッ、コッ、コッ、ゴン!


鬼掛け!

って、あー抜けちゃったよー。
せっかくのバイトなのにもったいねぇなぁー。
何だったのかな?
コツコツ、ゴン、だろ?
うーん、えーと・・・、

その・・・、


今のマダイじゃね!?

いや間違いないだろ、マダイだよ!

マジかよ・・・さっきのマハタで掛け合わせしたから
乗せ合わせしなきゃいけないの忘れてた・・・最悪(死)


・・・まだだ、まだ終わってない。
かなり近付いてきてるのは間違いない・・・。

それから30~40分、あちこちとラインを変えて探り、
先程と同じコース同じ距離に差し掛かった所で再びバイト。




コッ、コッ・・・。




間違いない、マダイだ、まだだぞ・・・。




コッ、ゴゴッ・・・。




まだだ・・・まだ巻き続けろ・・・。




ゴツゴツ・・・ググッ・・・。




ゴン!




鬼 掛 け !






って、あーーーー!
鬼掛けしてもうたー!
スイープだって言ってんだろー(死)

はい、抜けました(死)

完全にロッド持って行かれたのでついつい掛けの動作に行ってしまった・・・。
加重が掛かっているのを確認しながら勝手に針掛かりするのを待つ、
分かっててもできないよ・・・。

でも世の中には掛け合わせでマダイ獲る人も居るんだよな・・・。
だとしたら今のタイミングで間違いないだろうに・・・。
運が悪いとしか言えないのか・・・。


緊張の糸が切れ、
残念ながらここでタイムオーバー。
14:00納竿となりました。


今回の島根半島沖磯釣行、
マダイこそ釣れなかったものの
らしきバイトを拾えたのは大きな収穫でした。
色々と考えさせてくれる価値あるショアラバ釣行となりました。
それに何と言ってもフィールドの素晴らしさ。
遠征感たっぷり、違う国にいるんじゃないかと思う程の素晴らしいロケーション。
これは近いうちに再戦と行きたいものですね。

もちろん2泊なんて強行スケジュール組まずに
コレだけの為に来たいですわ。

この後3人、
やりきったと言うか疲れ果てた感全開の体にムチ打ち、
エギパ会場に向かうのでした・・・。

って事でヒロさんSH君本当にお疲れでした!





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Posted by セリ at 22:34
この記事へのコメント
鬼掛けしたくなる気持ちわかる!
おれなんて合せたらダメって言われるもんだから今度は手が止まるようになった(笑
パラダイス行こ~♪
Posted by たかちょ at 2009年10月27日 02:08
●たかちょさん
アコウ狙いのタイラバならまだしも、
マダイって慣れないと難しいんですね・・・。
身をもって痛感しました。
で、どうやらタイラバに関しても先輩っぽいですね(笑)
パラダイスでタイラバ教えて下さい!
Posted by セリ at 2009年10月27日 07:17
なんかものすごく充実しててうらやましぃなぁ…
セリさんのアコウもヒロさんの執念のヒラもお見事っすねw
ばらした奴リベンジにまた行く口実ができたじゃないですか♪
てか磯の写真見てムラムラしてくるようになった僕はセリさんに一歩近づいてきたのかなw
Posted by サンジ at 2009年10月27日 08:33
●サンジさん
久々に恐ろしく疲れました。
それだけ充実してたって事でしょうね。
僕はともかくヒロさんが素晴らしいです。
狙って釣るべくして釣ったヒラマサの価値は非常に大きいでしょうから。
で、なになに?
磯の感じ見てムラムラしてきた?(笑)
変態道に1名様ご入会~(爆)
Posted by セリ at 2009年10月27日 19:04
エギパよりもこっちが本命だったんですね。
しかし、島根すげー!ですポテンシャルが違いますね。
新しい釣りに目覚めたセリさんの楽しさも伝わってきますなぁ。
ジャンルの違う釣りを試行錯誤しながらがんばるのって最高に楽しいですよね!
私もショアラバやってみることにしましたよ。
まぁ、私はなんちゃってショアラバですが・・・
Posted by kazupyon at 2009年10月27日 20:06
お邪魔しまーす どうも、きんぐです
早速いろいろ釣ってますね~♪

文中の魚、おし~い・・・

ワタシも電撃掛け人間(?)なので、どうしても反射的にフッキングしてしまうのですが、フッキングしないことが多いデス
その原因としては・・・

①アワセの衝撃でオモリが振られてフック角度がオープンになる

②フックがネクタイと同調してない(たれている)と下アゴの外掛けで重みは感じているのに、ウロコか皮一枚だけすくってフッキングに至らない

③ネクタイのみ甘噛みしていてフックに到達していない

などが考えられます


まぁこれもショアラバの楽しみのひとつだと思って精進してくださいませ~!

またBBSにも気軽にカキコどうぞ~
Posted by きんぐ at 2009年10月27日 20:07
セリさん島根遠征満喫してますな
(o^▽^)o

僕も、セリさんの話聞いてるとムラムラしましたよ( ´Д`)

僕はまずは、アジ釣らないと(-_-;
Posted by こばっち at 2009年10月27日 21:01
島根、、、沖磯、、、
なんともうらやましぃ!
沖磯童貞の僕には刺激の強すぎる記事ですねw
Posted by どりもぐ at 2009年10月27日 22:47
●kazupyonさん
いやいや、エギパの方も大切ですから(笑)
今年は来られなかったようですね。
そんな事よりも良いサイズのマダイ釣ってるじゃないですか!
僕の場合ナイトはあってもデイのボートフィッシングの機会が無いので羨ましいです。
どうにかマダイのバイトを拾い掛ける感覚を掴みたいっす・・・。

●きんぐさん
あぁぁあああのショアラバ伝道師のきんぐさんではありませんか!
こんな腐卵臭のしそうなブログにようこそお越し下さいました(汗)
そして早速のアドバイス感謝致します。
当然③は考えてましたが、
①と②は言われなければ分かりませんでした・・・。
今回の自作タイラバは、
アシストラインと鯛玉を固定するメリットが思い浮かばなかったので
完全フリーで挑みました。
アシストラインはシーハンター8号、
フックはオーナーPEマダイ12号13号の微小段差仕様・・・。
ラインの硬さに対してフックが重過ぎたのかも知れません・・・。
それに鯛玉に固定してないから
ポイントが上を向いたり下を向いたりしてたかも・・・、
いやしてるはず・・・。
まだ頻繁にバイトを拾う段に持ち込めてないので
試行錯誤もできるようなできないような・・・ですが、
もっともっと細かく考えてイグニッションを泣かせないよう頑張ります!
ちなみに、BBSにナイトの件が書かれてたので
速攻ナイトショアラバ行ってましたw
やっぱり甘くなかったですwww

●こばっちさん
本当に疲れましたが思いっきり満喫しました♪
ちゃんとイカ釣れたし、よく考えればアコウも自己記録だし(笑)
先程ヒロさんから電話があり、
近々アジ調査に乗り出す事になりました。
ばっちりポイントとパターン掴んで来ますんで、
鳥取遠征お待ちしてますよー!

●どりもぐさん
沖磯というだけでテンション上がるのに島根の沖磯ですからね。
渡った当の本人さえビビリまくりでした(笑)
鳥取の渡船屋は少し高めの金額設定ですが、
沖磯でなく一文字なら安く上がりますよ。
休日と天候が合えば賀露あたり渡ってみてはどうでしょう?
やっぱり地波止とは違って面白いですよ~♪
Posted by セリ at 2009年10月28日 01:19
なんかすご~い・・
あたしも 真面目に釣ってるんだけどな・・
なんか 足りないのよ・・って思わされた(泣)
Posted by アオりんアオりん at 2009年10月28日 18:18
●アオりんさん
何か足りない、それは多分・・・、
このブログは僕の成長を皆様にお伝えする
ドキュメンタリータッチでお送りしているからではないでしょうか(笑)
やっぱりみんな、いろんなことを知りたいと思ってるんです。
で、知らない事を知ろうとする僕の姿を
自分に置き換えて見てくれてるんじゃないかな?っと。
まぁ・・・そうであれたら良いなって言う僕の願望だったりしますけど(笑)
Posted by セリ at 2009年10月29日 00:39
大丈夫 足りないのはあたしの事(笑)
Posted by アオりんアオりん at 2009年10月29日 18:19
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