ナチュログ管理画面 海釣り・ソルトウォーター 海釣り・ソルトウォーター 中国 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
< 2009年10>
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
オーナーへメッセージ

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2009年10月26日

もう1つの理由

実は今回の島根遠征には続きがあります。

昨年のエギパで僕は、
大会中にも関わらずアコウ狙いに徹していました。
しかしね・・・。

これってイカにもアコウにも申し訳ない気がしたんですわ。

朝マズメこそ瞬間的に力を入れてイカを狙ったものの、
アコウの事が気になって仕方ない。
アコウに切り替える頃には日が高々と昇っている。

当時は頑張っているつもりでしたが
よくよく考えればどっちつかずなんですよね。

今年の大会はしっかりイカを狙おう。
上位に入りたいなんて願望は今更無いんだから
島根の雰囲気をしっかり楽しもう。

下の記事では適当な言い回ししてるけど、
本当は周辺景色や大会の雰囲気を感じながら
多分誰よりもエギングを楽しんだんじゃないかと思うんですよね。
当然ジグの1本すら持ち込まず、終始エギングしてました。

大会終了後は直帰、
自宅で記事を書いて心地よい疲労感に浸りました。

なんたって今回の島根遠征は車中泊だからね。
疲れるよ本当。
それも1泊ならまだしも2連泊だったからねぇ。

・・・。


・・・。



何か?(笑)


そう、
実は今回の遠征、
エギパの為だけでは無かったのです(笑)
大会の前日、終始ロッドを振り倒す計画だったのです(笑)

金曜の仕事を終えてSH君と共に島根半島方面に直行、
現地でヒロさんと合流し翌日の朝イチから沖磯に渡礁。
ヒロさんSH君はショアジギ、僕は当然ショアラバ。
そんな計画で行って来ました島根半島!


10月24日


5:00
渡船近くの駐車場で1泊。
眠い目をこすりながら起き出すと
車の周りにはフル装備の釣り人が続々と集まっていました。
僕達は前日入りの1番予約なのでお構いなしに準備を始めます。
「今日こそマダイを言わせてやる」
そんな闘志とワクワク感に溢れながら乗船し、
狙いの釣り座に3人で渡礁しました。


6:30
2人はヒラマサ狙いのショアジギ、
僕はショアラバで実釣開始です。

「こっち側はシャローだから」

およその水深と地形は事前にヒロさんに聞いていますが
やっぱりやってみなくては分かりません。
1投目はブレーキ調整も兼ねているので即回収し、
2投目から本格調査開始。

自作12号タイラバをおよそ50m先に投げ込み、
着水直後からカウント開始。


1 2 3・・・。


9 10 11・・・。


15 16・・・着底。

シャロー側と言えど既にッパナより遥かに深い。
水深およそ19m前後と言うところか?

着底後すぐさま切り返してリトリーブ開始。


ハンドル1回転、

ハンドル2回転、

ハンドル3回転、



ゴッ ゴン!



マジか!?いきなり食って来た!?

いきなりティップを叩き込む強烈なバイトに体が反応してしまい
巻き続けないといけないはずなのに鬼掛けしてしまう(死)

が、

どうやらマダイではないらしく上手くフッキングが決まりました。
魚のウエイトとトルクフルな引きがロッドに乗り、
ベリーからバット近くまで曲げ込まれながらもポンピング開始で応戦!

しかしベイト特有のハンドルの短さが邪魔をして
パワーリフトに巻きが付いて来ない(汗)
バイトパターンから相手はアコウか他のハタ系と推察し
ポンピングからゴリ巻きに変更で無理やり巻き上げます・・・が、

底物であることに気付くのが遅かったのと
際のブレイクが思ったより沖にあるのが相まって
ついに岩盤ロックで動かなくなりました(死)

何たって実質1投目のヒットなもんで地形が分からなさ過ぎる(泣)

いきなりのロッドブチ曲げに2人の視線は釘付けでしたが
「ごめーん、やられたわー」
と長期戦決定です(死)

フルテンションで限界までロッドを曲げてみたり・・・、
完全にフリーにしてみたり・・・タバコでも吸うか・・・。

ゴゴゴゴッ!

早くも出てきた!(笑)

今度こそ隙を与えないゴリ巻きで浮かせ、
際の最後のランもかわして抜き上げキャッチ。

島根半島沖磯、1発目はコイツ!





なかなかサイズのアコウ35cm!





しかしこのサイズを釣っても魚に対しては何の感動も無い。
そんな事より島根半島のスケールのデカさ、
今ここで釣りができるという素晴らしさ、
そっちに心が行ってるんです。
だってコレですよ。





どうよこれ!?





これ!





この地形!

この雰囲気が海岸沿いに延々続いてるなんてありえんでしょ!
35アコウなんぞゴロゴロ居るって。

が、

いきなりのヒットにマダイへの気持ちは高まるも
やはり釣りは甘くありません。
マダイどころか底物系すら反応が無く、
無情にも時間だけが過ぎて行きます。
タイラバのキャストを続け地形は読めてきましたが、
狙うべくブレイクライン付近を打ち返すも無反応。

ちなみにこのブレイクラインってのが凄いんです。
シャロー側はカウント16前後、ディープ側はカウント29前後、
その水深落差およそ10~12mってどうなんでしょう(笑)
最大水深は確実に30m超えてます。
このブレイクラインが自分と垂直に入ってるので釣りになりますが、
並行に入ってたらいくらタイラバがあっても足りません。
島根恐るべし、です。

時に青物組ですが、

ヒロさんが朝イチ謎の巨大根魚らしきを掛けたようですが無念のロック。
おそらく巨大アコウとか冗談抜きでクエとかだったと思われます。

こちらも時間だけが過ぎて行きますが・・・、
ついに祭りが始まりました、待望のナブラ!

正体はサゴシですが、このサゴシもベースサイズが半端ない。

そのサイズ実にMAX70オーバー、
アベ60のサワラって言っても良いんじゃねサイズがわさわさしてます。

たまらず僕もスピニング+インチクで狙ってみました。





アコウの倍近い長さなのにアコウの1/10も引かない(笑)
これはこれでいくらルアーがあっても足りないので終了。
再びタイラバを投げます。

と、

ここでついにドラマが!

ヒロさんが上手くサゴシをかわして本命ヒラを掛ける!

MAX120gのタイドマークをブチ曲げながらも
鬼のゴリ巻きで必死にラインを手繰る!
しかしそのバトルはフックアウトという形で幕を閉じる事に。

1日に1回バイトを拾えたら良いと言うショアヒラマサの世界。

そんな世界なのにフックアウトはキツイだろうな・・・。

でもヒロさんは負けずにひたすら別個体にアピールを続けます。

その甲斐あってか1時間ほど経った頃に再びヒラを掛けるヒロさん!

「これはマジでデカいぞ!」

今まで見せた事の無い真剣な表情で本当の力比べ。
が、これもまさかのフックアウト・・・。
これには流石のヒロさんもタックルを投げ捨てそうな感じでした。
肩を落とし座り込み「もうやる気無いわ」と・・・。

「まぁヒロさん、せっかくの島根、楽しみましょう」

「・・・そうだな・・・。」

ここでSH君が40程度のハマチっ子を掛けます。
で、ふと気付いた事が・・・、
あのナブラもしかして魚変わってない?

あっちに出たりこっちに出たりを繰り返すナブラですが、
サゴシだと思って誰も狙わなかったのに
いつの間にかハマチっ子に変わってる・・・?
そうなりゃ狙うしかないでしょう(笑)

で、大正解!

ここから3人でナブラ祭り開始です(笑)
翌日も島根なので持ち帰る事ができなのが残念ですが、
その分引きをしっかり楽しみながらキャッチ&リリース。
特に僕はエギングロッドやイグニッションベイトでのジギングだから
もう楽しくて楽しくて(笑)
ただ、1人虎視眈々とチャンスを伺う男が居ました。
一際深いレンジを探っていたその男は
ハマチをかわしてついにヒットさせたのです。

ヒロさん、3度目の正直!

相手が突っ込もうが何しようがゴリ巻きを続け、
瀬際のラストランも切り抜け豪快にブッコ抜き!





ついにヒラマサをキャッチ!
サイズは60弱と少々納得が行かない?
というのはあるでしょうが、
そんな事より獲れた事を心から喜ぶヒロさん。
本当に嬉しそうだったなぁ。

そんな顔を見たらもう、ジグなんて投げてられません。
僕はマダイを釣りにここまで来てるんです。
自分を信じて投げ続ける事を忘れかけていました。





何とかマハタの若魚を拾うも、やはりなかなか本命には出会えません。
それどころか朝のアコウとこのマハタ以外にバイトが無い。
どうすればマダイに出会えるのか・・・。

どうすれば・・・そんな事を思いながらリトリーブを続けると、
コッ、コッというバイトが・・・。

「お、なんか来たな?」


コッ、コッ、コッ、ゴン!


鬼掛け!

って、あー抜けちゃったよー。
せっかくのバイトなのにもったいねぇなぁー。
何だったのかな?
コツコツ、ゴン、だろ?
うーん、えーと・・・、

その・・・、


今のマダイじゃね!?

いや間違いないだろ、マダイだよ!

マジかよ・・・さっきのマハタで掛け合わせしたから
乗せ合わせしなきゃいけないの忘れてた・・・最悪(死)


・・・まだだ、まだ終わってない。
かなり近付いてきてるのは間違いない・・・。

それから30~40分、あちこちとラインを変えて探り、
先程と同じコース同じ距離に差し掛かった所で再びバイト。




コッ、コッ・・・。




間違いない、マダイだ、まだだぞ・・・。




コッ、ゴゴッ・・・。




まだだ・・・まだ巻き続けろ・・・。




ゴツゴツ・・・ググッ・・・。




ゴン!




鬼 掛 け !






って、あーーーー!
鬼掛けしてもうたー!
スイープだって言ってんだろー(死)

はい、抜けました(死)

完全にロッド持って行かれたのでついつい掛けの動作に行ってしまった・・・。
加重が掛かっているのを確認しながら勝手に針掛かりするのを待つ、
分かっててもできないよ・・・。

でも世の中には掛け合わせでマダイ獲る人も居るんだよな・・・。
だとしたら今のタイミングで間違いないだろうに・・・。
運が悪いとしか言えないのか・・・。


緊張の糸が切れ、
残念ながらここでタイムオーバー。
14:00納竿となりました。


今回の島根半島沖磯釣行、
マダイこそ釣れなかったものの
らしきバイトを拾えたのは大きな収穫でした。
色々と考えさせてくれる価値あるショアラバ釣行となりました。
それに何と言ってもフィールドの素晴らしさ。
遠征感たっぷり、違う国にいるんじゃないかと思う程の素晴らしいロケーション。
これは近いうちに再戦と行きたいものですね。

もちろん2泊なんて強行スケジュール組まずに
コレだけの為に来たいですわ。

この後3人、
やりきったと言うか疲れ果てた感全開の体にムチ打ち、
エギパ会場に向かうのでした・・・。

って事でヒロさんSH君本当にお疲れでした!
  


Posted by セリ at 22:34

2009年10月25日

エギングパーティー2009

あーどうもどうも。
ここ最近はMキャロのアジだとかショアラバがどうとか、
どう考えても

「自称エギングメインの人」

とは思えない活動を続けているセリさんが来ましたよw


いろんな人に言われるんですよ。
いい加減にブログ紹介文を書き直せって(爆)

確かにエギやってないなぁ。
イカってどうやって釣るっけな・・・。

まぁ、

居れば釣れるでしょ(笑)


そんなノリで今年も参加してきましたエギパin島根!


10月24日


18:00
早期会場入り組のヒロさんSH君と早くも酒盛り開始です(爆)
例年通り到着順に車を並べて、
その並びがそのままスタート順になるシステムですが、
大会前日この時間にも関わらず既に10台以上の車があります。
主に島根ナンバーで車だけ放置して帰ってるパターンですが・・・、

この人たちはどれだけエギング命なんだろうw
エギングが何よりも楽しいとか思ってんだろうなぁwww

え?
そう言うお前らは何なんだって?

そりゃーもう決まってるでしょう、
場所取りですよ場所取り。
何たって僕たち3人、



誰よりも全力ジャークで生きてますから(爆)


キモはコンビネーションジャークですよ(謎)


そんな訳で本チャンのエギンガーに紛れて痛いエギンガーを演出(大謎)
しながら身内の到着を待ちます。


22:00
岡山からの「こばっちさん」ペアしか到着してません(死)
恐ろしく眠く、そして寒いです(死)
このまま消えてなくなりそうです(死)
なので仮眠をとる事にしました。

が、

程なくして皆様が到着したのでハイテンションなレム睡眠状態に(死)
本当に消えてなくなるかもしれません(死)

という訳で集合完了しました!
皆で集まって前夜祭の開催です!

ちなみに、
主催のダイワからは近所迷惑になるから騒ぐなと
注意書き文書を頂いてる訳です。

当然それにのっとって騒ぎ過ぎない筋の通ったエギンガーを演出するつもりです。
しかし1名やけに痛いエギンガーが居るようです。
本当に痛い、痛過ぎるぜWATA子の高らかな笑い声www
マジ空気嫁www

さぁ、
僕には今年も大仕事が待っています。
宴が盛り上がるに連れて飛び出すアレです。
例のアレです、例の「今年の名言」をこっそり拾う作業が待っています(爆)

ちなみに一昨年が「女体盛りの一夜干し」
昨年が「T氏のモンコリ」だった訳で、
最低でもこれ以上のクオリティーを保たねばなりませんw

最有力候補としては「WATA子はパンツはいてない」(爆)ですが、
この子ばかり攻撃しては泣いちゃうので別から考えました。

しかし思い出しながら考えても名言という形では拾えそうにありません。
今年は1つの「テーマ・題材」としてこちらを採用する事にしました。


それは・・・、



「TAKU氏の愛人疑惑」(爆)


piko氏が壮絶な勢いで追求し、
ヒロ氏が見事に拍車をかけてましたwww
これぞコンビネーションジャーク(違)
ちなみにこの話題を誰よりもニヤけながら聞いていたマーさんの顔が忘れられませんね(爆)


という訳で僕は一足早く寝ることにしました。
数時間後には大会スタート、今年はどんなドラマが待ってるんでしょう。

第2部に続く。




・・・。




と行きたい所ですが面倒臭いので巻きで行きます(爆)


10月25日


5:45
ついに大会スタートです。
相方のベラ船長と協議した結果、
特別入りたいポイントがある訳じゃないので
前を走る車に付いて行っちゃおう作戦に決定w

ここに来たかったかの如く来た事無い漁港に到着し、
先行者に付いて全く知らない抜け道から山道を登り、
完全に未知の地磯で実釣開始www





4号ブン投げたら釣れたw
適当過ぎるwww
その後もサイトでチョコチョコっと釣り、
地元通ぶりながら山道を抜けて帰還。
検量結果アンダー20ぐらいには入った模様w





会場では辻原テスターもお仕事してます。

第1位2杯合計1kgオーバーで表彰式を終え、
お待ちかねの景品抽選会です!

何かが貰える確率7割ぐらい?
にも関わらず祈り祈るも一向に自分達の名前は呼ばれず、
ついに最後の賞品となってしまいました。


が、


ここでネ申降臨www





アウトブレイズ偏光グラス
メーカー希望17,800円キタコレwww

まぁ、

感じ悪いこと言っちゃうけど、

今使ってる奴の方が遥かに良い(爆)


余談になりますが、て言いながら深くは語れないのですが、
辻原テスターはマジで良い人ですよ、いや本当に。
良い人で、そして素敵な大人なんですわ。
仮にあの人と友達で釣りに誘われたなら絶対断りませんね。
ついて行きたくなる人間性を持ち合わせてるように感じるんです。
あの人がダイワのような大手メーカーの人で良かったと心から思います。



という訳で今年のこのイベントも無事終了!
参加された皆様、ダイワスタッフの皆様、お疲れ様でした!

さてそろそろ地元イカ狙いに気合い入れてみるかな!
  


Posted by セリ at 21:42

2009年10月19日

貴重な1匹




その朝、ついにショアラバで初の獲物をキャッチした。




って言う記事を書くために
以前ショアラバ釣行した際に撮っておいた画像。

なーに何て事は無い、お蔵入り画像貼っただけだよ(死)

新規投入イグニッションでの初釣果は
ワインドでキャッチした40UP程度のハマチっ子。
なのだけど、
どうしてなかなかタイラバで魚が釣れんのですわ。

これまでのショアラバ釣行は3回。
そのうちタイラバでバイトを拾った回数0回。
そりゃジグなり何なり投げたくなるでしょ。

でもそれではいけない。

ストイックな方向に振り、
自分を追い込んで追い込んで何かを見つける。
今までいろんな釣りでそうしてきたように、
ショアラバでもそうしなければいけない。
だって側で教えてくれる人なんて居ないんだから。
信じて投げ続けるしかないんだから。

そんな揺ぎ無い決意を胸に4度目の釣行です。


10月18日


5:30
ッパナ駐車場に到着。
身近にマダイが回ってるポイントはココしかないでしょう。
時に本日は大荒れ予報。
暗闇に包まれた海を見渡しながら、
耳を澄まして波の音を聞きウネリの規模を予測する。


「ざばーん」


無理だねー(死)


目が慣れてきて水面に白いものが見えるようになる。
そう、
波が折れてできる白波が(死)

もう、
決意の固い日に限ってコレだからなぁ・・・。
どうしようなぁ・・・。
無理しても死んじゃうぐらいだしなぁ・・・。

うーん、

死にに行こうか(壊)

と言う事で磯を下ります。


5:50
狙っていたポイントは波をかわしているがこれは予定通り。
しかしこれからどんどん荒れてくる予報なので時間が無い。
さっそく実釣開始。
今回は自作タイラバを持ち込み。
舵付き鉛8号10号12号15号のあたりに各色ラバーフック。
投点で水深15mあれば良い方なので8号ぐらいで事足りてるけど、
まぁ物は試しという事で。
まずは飛距離重視の12号スタート。
北西の横風が強く安定したキャストができないけど、
それでも投点70mという所か。

わずか10カウントほどで着底、すかさずリトリーブ。

2回転/秒ペースでハンドル20回転。

クラッチを切ってラインが出過ぎないようテンションフォール。

着底後、すかさずリトリーブでハンドル20回転。

テンションフォール。


・・・。


キャスト。

リトリーブ。

フォール。

キャスト。


・・・。


多分、
釣り方としてはこんな感じだろう・・・。
巻きペースの早い遅い、
フォールスピードがどうだ、
タイラバの重さカラー云々、
その辺は色々あるにしても、
そうは言っても、


多分こんな感じだろう・・・。


頼む、居てくれマダイ。
やってる事が違うなら違うでショートバイトでも出してくれ・・・。


5投し、10投し、
ネクタイカラーを変え、スカートカラーを変え、
巻きスピードを速めたり遅くしたり、
12号から10号に落とし・・・。


薄暗かった空も完全に明るくなり、
それと同時に風が増して波が上がってきた。
残り時間はもうわずか。


そういえばきんぐさん、
新規ポイントでの取材で30m程度の近場で食ったと書いてたなぁ。


飛距離は捨てて8号で行ってみようか。


8号タイラバをセットし、その1投目。


フルキャスト後、
横風で出た強烈なラインスラッグを使ってフリーで落とし込む。
そのフォールカウント5あたり、ふと違和感に気付く。

いや、これはもう違和感どころの騒ぎじゃない、

何かおかしい・・・。



ラインが入って行かない・・・。



奇跡的にエチゼンクラゲに乗っかったか?(違)



「タイラバは向こうアワセ」が頭をよぎるも、
高速でスラッグを巻き取りラインが張るその瞬間、



鬼 掛 け !



ドン!

おお!なんか食った!?
軽いけど何だ!?

つーか何でもいい、

タイラバ初ヒットをバラす訳には行かないだろ!

とりあえずゴリ巻きー!

で、

無事キャッチ。

タイラバでの初ヒット、
フリーフォールを追っかけて食ったのは・・・、





赤じゃなく青い人。
タイラバは青物も釣れるって半信半疑だったけど本当なんだ・・・。

まぁ!
色なんてどうでも良い!
いつか赤いのも食うだろ!
コイツはタイラバで魚が釣れる事を教えてくれる貴重な1匹には違いない。
贅沢言うとフォールでなく本来の「巻き」の最中にアタって欲しかったけどな・・・。


その後、
さらに強さを増す波風を押し通して続行するもバイトは拾えず。
どうしてもハマチっ子が気になって30gジグを投げると1発でヒット&キャッチ。
やはり青い人には青い人用の釣り方が効くのだ・・・。

程なくしてライジャケ爆発しそうな勢いの波しぶき1発で強制撤収、
7:30納竿とすることに。





よくこんな中でベイトなんか使ってたよ・・・。
風裏だからまだアレだったけど、
帰り道の風表では15mぐらい吹いてたね(汗)


という訳で、





次釣行に備えてせっせと替え針作りに励んでおります。

せっかくなのできんぐさん風に締めたい所だけど・・・、
赤いの釣ってからにしよう(笑)  


Posted by セリ at 23:54

2009年10月13日

Again to one way

以前こう書いた記憶があります。

「プロアングラーのブログは見ない」

これは自分の考えが大きく変わり、
時に悪い方向に行く可能性があるから。
知らないで良い事を知る恐怖。

僕は基本的に一匹狼的な釣りをしてきました。
独学で展開し、長い時間をかけて自分のものにする。
後々雑誌なんかを見ると自分がやって来た事と同じ事が書いてあり、
「まぁ、そうだろうね」と。

そんな訳で雑誌の内容を鵜呑みにする事はありえないし、
それが故プロアングラーのブログなども見ないんです。



が、



1件だけ例外があります。
そりゃーもう毎日のように欠かさずチェックするんです。

それがこのブログ、


「きんぐ」さんの RUN GUN STREAM であります。


ご存知の方はご存知でしょうが、
きんぐさんはSWルアーのエキスパート。
特にエギングの記事ではいつも良型アオリを抱えてましたねー。

岡山県下津井エリアをホームとしてらっしゃるきんぐさんは、
近年タイラバによるマダイ釣りで圧倒的な釣果を叩き出しています。
それもショアキャスティングによる「ショアラバ」で。
ちなみにこの「ショアラバ」って言葉、
きんぐさんが発信した造語なんだそうです。

超パイオニアとしてマダイに固執し活動を続ける氏・・・、

しかしながら過去に例が無い
「ショアからキャスティングでタイラバを使う」
というスタイルに付いて来られるロッドが無いという事で、
きんぐさんの情熱とそれにリンクするメーカーとのコラボで、
1からロッドを焼き上げちゃったというのだから凄い。

そんな大手には無い粋なメーカーサイトがこちら↓





テクニカルというメーカーですが、
この件があるまで知らなかったメーカーです。
メーカーの中の人も、

「私達はローカルなメーカーです。
決して大手メーカーになりきれる訳があるとは思いません。
しかし、ローカルメーカーだから出来る事もあります。」


と、異端児っぷりをMAXで発揮している訳です。

で、
肝心のショアラバ専用ロッドがこちら↓





FOR A KING OF SEA "RED SNAPPER"


その名もイグニッション!


うーん、かっくいい~!


ざっとロッドスペックを紹介しますと、

レングス 9.11 ft

ルアーウエイトMAX60g

ファーストレギュラーアクション

ロッド本体重量168g(驚愕!)

そしてお値段52,000円(驚愕w)


って、
どうですこれ?
約10ftのロッドが168gってだけで凄いのに、
これを大手以外で創り上げてしまうのが恐ろしいですよ。
きんぐさん、そしてメーカーさんの意気込みを感じますね。

で、



で・・・、











買ってもうたwww


しかも別注12,000円ベイトモデルでオーダーしてもうたwww




・・・どうしようorz


って、そんなん決まってるじゃないの。


鳥取でタイを獲る!


そう、
これまで1つ1つ新しい釣りに挑戦してきたのと同じように、
また1つ新しい道へと踏み出してみようと思います。

という部分でお分かりかと思いますが・・・、

僕ね、



タイラバ1度たりともやった事ないのw
なのにいきなりフラッグシップモデルww
で、気が狂ったかベイトモデルwww



あー死ねるぜー(死)


まぁただのノリで買った代物ではございません。
この金額です、ノリでは買えません。

このショアラバ専用というロッド、
9.11というレングスで60gを振り切れて、
タイのアタリに確実に追従するティップを備えて、
大鯛と格闘できる絶対的なパワーも備えていて、
それでいて驚くべき超軽量。

分かります?

これ、
もんのっ凄いバーサタイルロッドになる可能性があるんです。

具体的にはですね・・・、

・磯マル狙いのプラッキング(決してヒラとは書けないw)
・ライトリグで狙う中層スイミングのアコウ
・ディープに送り込んだエギをスマートにシャクる春アオリ

これらをベイトで楽しめる可能性があるのですよ。
実は前々からロングレングスのベイトロッドが欲しかったんです。
まさかこんな形で最高のロッドに出会えるとは。


とは言ってもやっぱり鯛!
何としてでも鳥取で鯛を上げてやります!
まだ未開拓だからこそやりがいがあるってものです。

うーん、

また変態道に磨きがかかったな・・・。  


Posted by セリ at 22:05

2009年10月08日

9年前の台風一過

でっかい台風来ましたねー。
進路から外れた鳥取は言う程の被害も無く終わったようです。
まぁ、
備えあれば憂いなしってやつですか。

しかしながら台風の足跡は
我らが釣り人にとっては甚大な影響を残しています。

まず爆風ね。
そして高波、
河川増水によるバカ濁りなど。

これじゃーしばらく釣りにならないなと。
リバーシーバスでさえもちょっとキツいでしょうか。

従って釣りネタが無い訳です。

なので釣りの思い出話でも。


僕が魚釣りというものに出会ったのは5歳か6歳の頃だと思います。
保育園の帰り道、迎えに来たじいさんのバイクに乗って
地元の漁港に連れて行ってもらったのがきっかけです。

湾内の船溜りをそっと覗き込むと
何かの稚魚が4、5匹の編隊を組んで水面をゆっくり泳いでいました。
「あれがつりたい!」
きっとそう言ったのでしょう、
それからしばらくも経たない週末に、
僕は親父に連れられてその場所で初めての魚釣りを経験しました。
釣果としてはチャリコが家族分は釣れたと思います。
おそらく10cmぐらいの魚だったでしょうね。
しかし小さな僕にはとても大きな魚に見えました。
しかも「鯛」だと教えられた訳だし。

これが僕の釣り人生のスタートの瞬間です。

それからしばらくの記憶は曖昧ですが、
次に鮮明に覚えているのは小学校中学年あたりの事。

僕は親父に投げ釣りを教えられていました。
と言ってもキスをサビいて釣るあれではなく、
河口で三脚に竿を掛けて待つブッコミ釣り。

なぜ鮮明に覚えているのか、それは・・・。
親父と2人、
毎週この釣りで40程度までのセイゴ釣りを楽しんでいた僕に、
初めてスズキと呼べる大型の魚が掛かったから。
そして同時に、
初めてバラシの悔しさを知ったから。

今思えばこの当時の投げ釣りこそが、
現在のキャスト精度を養っていたのだと思われます。

それからは海の餌釣りならジャンルを問わず楽しみ、
平日は近くの川でフナやハエを釣るというスタイル。

そんな僕に転機が訪れます。

それはそう、ルアーフィッシングの存在。

今のようにパソコンが手元にある訳ではなく、
釣りの情報源は雑誌かテレビの釣り番組でした。
とりわけテレビで見ていた村越正海には憧れましたね。
あれほど釣れないスズキという魚をいとも簡単に釣る。
それもルアーという奴でボコボコに釣る。

ルアーってなんだ?

と言うか、
ルアーが何なのかはどうでも良いから、
ルアーをやってみたい。

最初は4.5mの遠投磯竿をブン回してたけど明らかに無理があります。
そこで親父に頼みに頼んでルアーロッドを買ってもらったのです。

ダイワ ハートランドX 9ft 

ぶっちゃけ今でも第1線で問題なく使える高性能ロッド。
まだ小学生の僕にはもったいないロッド。
これは親父からの挑戦状だったのでしょうか、
当然のように使いきれるわけもなく、
やがてルアーから遠のき餌釣りに走るのです。

中学校に上がり、
餌釣りを忘れることなく取り組んでいましたが、
やはり以前より格段に戦略と思考が上がるものです。
再びルアーに取り組み、
難しかったラインシステムを覚え込み、
ついに初めての「シーバス」を釣り上げる事になりました。

これが今の僕への第1歩ですね。

中学校では部活動で忙しく土日祝日もない始末。
そんな中でも小さな隙間を見つけては釣行し、
餌釣りとルアーフィッシングを両立していました。

そして忘れもしない、そう、9年前の事。

今と同じように台風一過のタイミング、
時期も同じく10月頃だったと思います。

穏やかに晴れ渡り涼しい風を感じながらも、
透明度の高いいつもの海とは全く違う酷い濁り。
台風の影響を大きく感じた日でした。

とりあえずルアーロッドの先にくくった物を投げ込んでおいて、
すぐさまフカセ釣りの仕掛け作りを始めましたが、
長い時間放って置いては根掛かりしてしまうと、
投げ込んで置いていたロッドを軽く持ち上げたのです。

グン! グーン、グーン。

???

!?

これが・・・イカ?

そう、
初めてアオリイカを釣った瞬間。
そして僕の今現在の方向を決めた瞬間。

それまでに何度も「エギ」という奴にはトライしてました。
でも釣れませんでした。
なぜなら超チビ相手に3.5号なんてのを使ってたんだから。
それにイカはサイトでしか釣れないと思ってたから。
それがどうでしょう、
この激濁りの言わばブラインドの状況です。
見えないから居ないと思ってただけに・・・。
その日は胴寸20cm近い固体を立て続けに3杯釣り、
直後にエギロストの悶え狂う展開で納竿しました。

「イカ釣り、すごく面白いのかも。」

魚しか釣った事がない僕にとって「イカ」は感動的でしたね。

ある程度の歳を取って感動する事への衝撃、
お察しの通り、その後はイカ釣りの人生です。





思い出話というか、僕の半生ですね。
イカへのこだわりはこうして始まり、今に至るのです。
エギングについて偉そうに語る割には、
まだ10年選手に満たない「ひよっこ」だったりします。
が、
まぁ濃いイカ道でしたねー今まで。
当時エギングブームの初期あたりでしたが
さすがに釣れない事はありませんでしたから腕は上がる一方。
だから思うんです。
ここ最近エギを始めた人って、
本来の楽しさを知り得ずに
恐ろしく遅い速度でしか成長できないのではないかと。
逆に言えばタフコンで育てば恐いもの無しとも考えられるけど、
数釣ってこそ分かる事って非常に多く大きいからね。

まぁ、

よく分かんないけど今日はそんな話。

ごめんねオチもないのに最後まで付き合わせて。

えーと、

じゃあ・・・、





ごめんねごめんねー!


どうだろう(笑)
  


Posted by セリ at 23:27

2009年10月05日

フルタイム4WD

僕は今もの凄く後悔しています。

この夏、

なぜあんなに釣りをサボったのだろうと。

「これぞ釣りの原点だねー」なんつって
のべ竿で釣る豆アジにうつつを抜かすザマ。


時に謎の感情に浸ってこう思う事があるんです。
『その一瞬は人生において二度と取り戻せない時間』
そんなの当たり前だけど、
当たり前なのは分かってはいるけど、

時に、時にこう思っちゃうんだよね。

釣りをしなかったからどうだって事は無いんだけど、
でもやっぱり僕は釣り師のはしくれ。

無駄に削ってしまった時間を取り戻したい、
あの時それなりにやってれば何かに出会えてたはずだもの。

そんな思いを胸に、

ブログ書いてる暇があれば釣りに行き、
ブログ書いてる暇があれば体を休める、

そんな全力の1週間を送ってみました。


雨の中、防水機能皆無なスーツを着込んで出撃。

日を変えて大ウネリが押し寄せる中でも出撃。





Mキャロ尺上アジ。

出れば釣れる。
ただ単発かせいぜい数匹という所。
ポイントの性質上、
完全回遊待ちの傾向が大きいようだ。
来る時は余りにもイージーに来る。
でも来ない時は何しても駄目。
まだまだMキャロを使い切れてない感はあるけど、
まぁ、そんな感じ。
サイズが伸び悩む点は「時期が違う」と、
もう割り切って釣る事だけに集中する方向にシフト。
そしてもう一点、
周囲にサビキ師なんかが居るか居ないかもファクターの1つ。
やっぱアミを撒き散らされたらねぇ。
ちょっと展開狂っちゃう上どう補正すれば良いのか分からない。


日を変え、
これまた大ウネリのタフコンの中エギング。





今シーズン初めて食えるサイズをキャッチ。
多分胴寸17cmぐらい。

翌日も大ウネリの中、





胴寸23cmのグッドサイズをキャッチ。
予定通り?のシロイカも1杯。

本当なら全く同じタックル同じエギで、
アクションの違いだけでアオリとシロイカを完全に釣り分ける最高のチャンス、
なのだけど、
いかんせん大ウネリな訳で。
普通の子なら「あっ、死ねる」って思う程の大ウネリな訳で。
アタリは取ってるけどアタリ以外のアタリ的な雰囲気で空アワセ20回ぐらい決めた訳で。

そんな日にエギング、と言うか釣りしてはいけません。


今週は休日が1日だけだったので、
日が出てから日が沈むまで張り切ってアコウ戦。

朝は県境を越えてサンジ王国・・・までは遠いのでまっさん帝国に侵攻。

が、

予想だにせぬノーバイトで早々に帰国し久々にブルジョアしてみる事に。





沖提まで1500円。
この金額が高いか安いかは、はたして。





高かったね・・・。
カサゴをポツポツ拾いながら、
チビッ子アコウ2匹の貧果で終了。

この日は兵庫も鳥取も結構濁ってたんだけど、
アコウって澄み潮が良いんだろうか?



まぁーそんなこんなで、
ブログ書く暇があれば釣りか寝るかの1週間を送ってみました。
この夏の後退っぷりを取り戻すかのように、
両手足で地に這いつくばって全力で駆け抜けた1週間。

疲れたけどやっぱり充実してるんだよねー。

贅沢言えばもっと良いコンディションで釣りしたかったんだけどねー。

こればっかりは仕方ありません。


と言う訳で、





秋本番!




張り切って釣りに行きましょー。
  


Posted by セリ at 00:10