心技体それだけで
思い起こせば・・・、
3月、4月、5月とサクラマス狙いに全力を注ぎ、
その甲斐あって奇跡の1尾に出会うことができました。
サクラシーズンが終わると一息つきたかったのもあり、
6月は少し休憩・・・したものの、
7月には見事なパーマークで武装した泣き尺夏ヤマメに出会うことができました。
そして圧倒的な存在感は今でも鮮明に覚えている、
今年こそはと意気込んだ本流ヤマメにも出会い、
8月に入っても暑い中、タイミングを見ては川歩きに励んでおりました。
そう、
思い起こせば・・・、
とっても素晴らしいFW戦線だったのではないかと思います。
「もうこれ以上は望めないかな。」
つい先日まで、
僕はこの言葉で埋め尽くされていました。
数々の出会いを果たしてきたトラウトゲーム、
今となっては精魂尽き果てた感が漂っています。
今年はもう、多分無理。
気持ちが付いて行かない。
けど・・・、
最後にひとつ贅沢を言えるとしたら・・・、
サイズは問わないから、
美しくも儚い秋色をまとった、そんなヤマメに逢いたい。
やはり想いというものは人を動かしますね。
そして動くのは身体だけでなく、心も一緒に。
僅かながらにも心技体が1つになった時・・・、
今年も最後に良い魚が出てきてくれましたよ。
泣き尺と言うには少々心もとない、
29.5cm尺切れヤマメ。
贅沢を言えばキリがありません。
もう少しだけ色濃かったらとか、
もう少しだけ鋭い顔つきだったらとか、
もう少しだけ幅が広かったらとか、
もう少し、もう少しだけ・・・サイズが良かったら、とか。
でも色々と考える内にひと回りして、
やっぱ、いい魚だなぁって。
最後の最後の週末は残念ながら出撃できそうにないので、
これが実質、今年のラストとなりました。
思い起こせばそう、
素晴らしい1シーズンだったなと、そう思います。。
やっぱりどこかで気持ちが付いて行かない中でも、
最高の締めくくりができたんじゃないかと。
今年もありがとうございました。
ちょっと早いけど、
2012FWシリーズ閉幕です。
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