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Posted by naturum at

2014年06月01日

過去‐今‐未来

長い長い3ヵ月の戦いに幕が下ろされました。
果たして長かったのか、短かったのか・・・。
記憶とは薄れゆくものです。
だからこそ人はこうして当時の記憶として書き残すのでしょうか。
4月の前半あたりだったでしょうか、
良く行く釣具店の店員さんから「2本目のサイズはどうだったんですか?」と聞かれました。
2本目どころか1本たりとも釣り上げていないのに、なぜかと聞くと、
このブログを見た人から2本目上げたみたいだと聞いたとのこと。
それ、昨年の記事なんですけどね、なんて笑い話だったんですが、
それほどまでにコアでシビアな世界なんだと再認識しました。






今シーズンは きっと釣れないんだろう






釣れなかったからこそ得られるものだってあるんじゃないか





きっと そうに違いない





こう思えるようになったのは、
もうシーズン終盤にさしかかる頃でした。






3月1日

待ちに待った2014年の千代川サクラマス解禁日。
イメージだけは完璧でした。
入るポイント、投入するルアー、流すコース、アクション、食うスポット、食い方。
天候から水位、水色に水勢その全てが味方してくれているとしか思えませんでした。
頭の中で描き続けてきたのもと、現実の世界がついに繋がる瞬間。
全ては完璧にハマり、ポイント内に並ぶ10名以上のアングラーの先陣を切ってヒットさせました。
しかし体が思うように反応しなかったのだけはイメージできていませんでした。
全てを解禁日にぶつけるべく、課題山積の仕事を毎晩遅くまでこなす日々が続いていた僕は、
3ヵ月とか5ヵ月とか、それぐらいの期間まともに釣りをしていませんでした。
ドラグの掛り過ぎたラインを補正することができず、満足なフッキングができず、ものの数秒でバラし。
やっとの思いで勝ち取った休暇だっただけに、残念さと自らの不甲斐なさにショックを受けました。






今となって言えることは、
この日この時サクラマスは人を選んで食ってきて、
そして予定通りにバレてくれたのではないか、と。
今となって言えることは、
何か、分かったような気がして調子に乗っていたかもしれない僕に、
戒めを与えてくれたのではないか、と。





それから僕は、2ヵ月に及ぶ苦しい戦いを強いられる事になりました。
やること成すこと何もかもが裏目、裏目ならまだしも、
感覚的にあと少しの所までは詰めているのに上手くハマらないことが何度もありました。

どうしてあと少し先のポイントまで流さなかったのか。
どうしてひとつ上のポイントにシフトしなかったのか。
どうしてその時間に入ってしまったのか。
どうして、その日、川に立っていなかったのか。

周囲ではキャッチ報告はもちろん、バラしやチェイスの数々があるにも関わらず、
どうして自分には何もないのか。
何もないと言っては解禁日の一撃が無駄になりますが、
そうは言っても姿を見ることすらありませんでした。
どうしても周りと比較してしまい、対照的に何もない2ヵ月は本当に長く辛いものでした。

いつか自分にもきっと魚運が回ってくるはずだ。

そんな小さくて心もとない想いにも飽きが来たころ、
少しずつ心境に変化が出てきたのを実感しました。






今シーズンは きっと釣れないんだろう






釣れなかったからこそ得られるものだってあるんじゃないか





きっと そうに違いない






シーズン残り20日にして、
見えるような見えないような高い壁を乗り越えたような気がしました。

そしてその直後から、若干小さめではあったけどチェイスを引いたり、
泳いでいるのを確認したりと、確実に歯車が噛み始めたように思えました。
今週、近い内にはきっとチャンスが回ってくる・・・。
そう思うと、寝酒でしかなかった晩の安ワインが少しだけ旨く感じました。





5月13日

火曜日の仕事前、少しポイント選定に迷いはありましたが、
思うスポットに入る事ができました。
準備中にすぐ下手のポイントに人が入ったため釣り下りは断念。
短い区間をじっくりと2度ほど流すつもりで、スローに釣り開始しました。
とは言ってもスローなのは足取りだけで、
とてもスピード感の強い叩く釣りで攻めていきます。
そして狙うべくピンスポットに差し掛かったその時、
まだ日差しが降り落ちない川面、手前まで来たルアーを高速で追尾する魚体!

・・・僕はこのチェイスしてくれた魚に助けられました。
ピンに今のサイズ、そして、今の釣りで食わない・・・。

チェイスしたのは40サイズの小桜でしたが、小桜なら食ってもおかしくない釣り方だったし、
なによりなぜそこに居られるのか・・・。

アップクロスに入れていたルアーを、ややダウンクロスに補正し、
一転して静かにゆっくりとリトリーブする釣りにシフトしました。
静かに、丁寧に、ゆっくり、コンパクトに・・・。
どんどん深みから遠ざかり、次の1投か、次の1投か、
そして差し掛かったポイント最後方の流れの薄れてきた浅瀬でした。

グンッ、グンッ!

ラインテンションに無駄のない良い伝わり方で、これぞサクラマスと言わんばかりのアタリ!
最高に気持ち良い渾身のフッキングでドラグを滑らせながらロッドをタメますが、
朝イチという事もあってか、最初はとても大人しい引きで、
僕としてもニゴイじゃないのかと冷静にやりとりしたのを鮮明に覚えています。
しかし姿を確認して2発ほど水面に出た頃から一変、あの暴力的な走りで魅了!
今回ばかりはバラす感じもなく、余裕でいなしを入れられましたが、
浅瀬でのランディングに少し迷いが出始めます。
弱らせながら膝丈水位程度まで追い込んでネットを出すか、
そのままゆっくり横たわる場所まで誘導するか・・・。
少し勝負を焦った感がありましたが、フッキングも悪くないようなので、
そのまま誘導することにしました。
少し暴れましたが、最後は穏やかに寝てくれました。



お前、本当よく来てくれたなぁ。



あまりに冷静だった為に実感が湧くまで時間がかかりましたが・・・、
これまでの辛い時期がどんどん思い出されてきて・・・。

やっぱり泣けました。



今年は釣れないはずだったのに、よく来てくれたなぁ、って。






59.5cm 2.6kg










がんじがらめに巻き付けられていた針金から解き放たれたような、
安堵でもないし、嬉しいだけではないし、

とても不思議な感覚でした。

これで今までの苦労が全て吹き飛ぶ、なんて、全くありませんでした。





本当、よく来てくれたなぁ。






それからというのも、
正直サクラマス釣りに身が入らない期間もありました。
頑張った所で釣れるものではないサクラマスから選んでもらえたこと。
この十分すぎる結果に、もう一度気合を入れるのが難しかったのです。
それでも川に立ちました。
禁漁期に入った時の、あの何とも言えない気持ちを知っているから、
気が抜けるのは後からでもいいじゃないかと。


最後の最後に、またも千代の女神はラッキーを与えてくれました。




5月28日

いろんなことを考え続ける頭の中と、
手先から繰り出される一片の曇りもない動作。
これもまた、何かに引き寄せられたのかなと、今では思います。






53.5cm 1.59kg




まさかの、雄桜でした。
どことなく様子が違って、厳密には純粋な桜鱒ではないかもしれません。
しかし、このサイズが繰り出すとは思えない、素晴らしい走りで楽しませてくれたのは確かです。



このとんでもない結末には、さすがに動揺しました。
蓋を開けてみればシーズントータル3ヒット2キャッチ。
誰がどう見ても文句なしの最高のサクラマスシーズン。
ですが・・・、今でも辛かった記憶は薄れることはありません。

だからこそ、

少し成長できた気がする。
あの日泣いた場所。
あの日釣れた魚。
あの日までの全ての出来事。
とてもよく似通っていたなって。

同じ日に、ほぼ同じ場所で、サイズもコンディションもほぼ同じだなんて。











今年得たこと それは

無駄なことなんて 何一つない

今の自分は 過去の自分に支えられ

今の自分は 未来の自分を支える

だから 無駄なことなんて 絶対にない




サクラマスに人生を教わるなんてね。

今年もありがとうございました。










キミタチもありがとね(笑)



  


Posted by セリ at 23:37

2013年03月25日

運を引く努力

サクラマス釣りは、






5年やって初心者の域を脱し、






10年やって中堅処に食い込み、






20年やってようやくベテラン、






とか何とか聞いたことがあります。

10だの20だのという数字はさておくとしても、
それだけ難しく、探求は尽きる事無いという良い表現だと思います。

僕のような、
サクラマスを狙い始めて2シーズン目に差し掛かったばかりの小僧に、
何かが掴めるほど甘くはないのですが、



ひとつだけ分かった、いや、確信したことがあります。



それは・・・、



妥協は絶対に何も生まないと言うこと。







土曜の朝は人が多いだろうし雨の予報だし何より出勤日だし、

日曜は朝から予定が詰まって動けるのは午後からだし、

人が散々叩きまわった後を歩くのもオツだなんて口が裂けても言えないし、



今週は止めてもバチなんか当たらないだろう?



日曜の夕刻を迎えようとする時まで、
本当にこう思っていました。
どんよりとした曇り空を見上げながら。



それからおよそ1時間半後、
僕は川に立っていました。
もしかしたら誰か叩いたかもしれないけど、
今は間違いなく誰も居ないだろう、
そんな小場所が2箇所ほど連続するポイントの2箇所目、
丁寧にダウンクロスで誘い、流芯を抜けてクロスが切れかかる辺りで、
グン!と絞り込まれるティップ。

耳に入れば少し滑り気味に設定した13セルテートのドラグサウンド、
目に入ればギラギラとその鱗を光らせながら水柱を上げる魚体。

99%の焦りと1%の喜びが交錯する瞬間。



確かに・・・、
誰か撃った後にせよ、今は人が居ない所までは確信していましたが、
魚が付いていることまでは・・・。



無事にネットインを果たし、ひとしきり魚を眺めた後、



僕はもう嬉しさの反面、情けなさで一杯になりました。
行きたくても行けない人だって居るのに、
ダメだろうからなんて理由で釣行を断念しようとしたことを。

今の僕にできるのは、妥協しないことだけしか無いはずなのに。


















妥協は絶対に何も生まないという確信は、
今後もきっと僕の中に強く根を張る不死身の生き物になることでしょう・・・。

川と魚に感謝します。  


Posted by セリ at 00:00

2013年03月20日

開花予想が早い年

もっとも、

直接の原因はそれとは違うのだけど・・・。





昨年の11月12月にかけて、自分用パソコンの新調を考えた結果、
いっそのことプロバイダ変更もやってしまおうと作業を進めたのだけど、
面倒な手続きが年始にズレ込み、
時同じくして怒涛の仕事の山・・・。




気が付けば川釣り解禁の目前まで来ていました。




これがブログ更新がここまで滞った直接のはじまり。
原因は僕自身のゴタゴタだったのですが、

それとは違う、もうひとつ、








今年は口少なにやってみようか








というのもありました。








その日が来るまで。

来るか来ないかさえ分からない、その日が来るまで。

誰に何と言われても、

良くも悪くもしたたかと思われても、

余計なことは書かずにいようと決めていました。


これが、
ここまで黙り込んでしまった余分な原因です。
しかしながら実際のところ、
昨年11月から3月まで特筆する記憶はありません。

何故なんでしょうね~。いろいろ考えてたはずなんですけどね~。



わかんないけど、多分きっと、
もう始まってたんでしょう今シーズンは。








いつか、いや絶対、引き合わせられる魚がいるはずだ。

巡り合うべく、サクラマスが。




漠然と彼岸の頃あたりがどうかと考えていました。

そして来る3月19日、
やっとの思いで今シーズン初コンタクト。
ものの数秒でフックアウトしてしまったけれど、
腐ることはありませんでした。




「どんなことも全てはプラス方向に働いている」
「究極のポジティブ思考」




昨年学んだ事です。




そして巡り合うべく、3月20日。
午前中でした。












ポイントに入ったタイミング、

チョイスしたルアー、

キャストしたコース、

トレースしたライン、


多分、釣れるぞ・・・という、謎の感覚、


全てが吸い込まれるようにハマりました。













悶える魚をランディングネットに封じ込めた瞬間。
否が応でも緊張と安堵が入れ替わるあの瞬間。




サクラマスって本当に震えます。



2本目のジンクスとか2年目の何やらとか、
どうやら打ち破ってのけたようです。

もっとも、
こんなに早く釣れるなんて思いもしなかったけど・・・。



この出会いに感謝し、今後にしっかり活かして行きたいと思います。








余談ですが・・・、
ボク、事故って活動休止してた訳じゃありませんので(笑)  


Posted by セリ at 22:24

2012年10月22日

2012ダイワエギングパーティーin島根

マズイ、これはマズイぞ!

今週末はエギパ開催だってのに、

この秋シーズン、






エギング2回しか行ってねぇ!www



そんな事を思いながらアジ釣りに興じるこの頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか、セリです。


そんな訳で行って参りました、
2012ダイワエギングパーティーin島根!!

このアジア最大級のスーパービッグトーナメント、
今年も世界各地から敏腕イカ釣り師が島根の地に集結し、
見知らぬ隣のアングラーと火花を散らししのぎを削りあい、
血の滲むような鍛錬の成果をいかんなく発揮するという、
それはそれはおぞましくえげつない泥沼の合戦。

僕はそんな究極のエキスパート集団に付いて行く自信が無いので、
若干の二日酔いで当日を迎える作戦に出ました。

いえ、

厳密に言うと、
単独沖磯ショアジギング後の尋常でない疲れを伴って若干の二日酔いで当日を迎える作戦に出ました。




ええ、ええそうです、



思いのほか体が付いて行かない実情に気付いた時には既に遅いパターンです(死)

本当に疲れました・・・が!

その分やはり楽しかったです(笑)




時は遡る事数時間前。
毎年恒例の前夜祭に全精力を注ぐ訳ですが、
今年は参加メンバーの都合上ペア割れが生じてしまったので、
助っ人で鳥取中部砂道部よりノッポ氏が緊急参戦!

おかげ様でボーズ先生の相方が綺麗に収まりました。

氏、但馬組に岡山組を交えて合計12名で祭りです!




で、www



やって参りました「今年の格言」のコナーwww

今年もあれよあれよと言う間に候補が上がり、
非常に難しい展開になりました。
それでも頑張って最終候補を2つまで絞りました!

苦渋の決断ですが残念ながら落選してしまった優秀賞は、
ノッポ氏より頂いた「本仮屋ユイカが好きで好きで仕方ないです」
とても良い線行ってましたが、来年は是非とも当選狙ってください!




あ?




そんな事1ミリも言ってなかったかの?(爆)




あ、すみません、今年の格言、出ました。
今回も完全に個人の趣向で選ばせて頂きました。
いつもだいたい下ネタが食い込んでくるので、
今回は純粋な釣りネタで行かせて頂きました。


今年の格言は、、、


って言うか、もはや格言でも何でもない(笑)けど、
イケプー氏が温めに温めた渾身の1ネタ、

「オーバーヘッドジャーク」

こちらで行かせて頂きます(笑)


詳細は下をご確認下さいwww






関係ない奴が釣れたwww


ご覧になれない方は、
youtube オーバーヘッドジャーク
でググッて下さい(笑)



いやー、笑わせて頂きました(笑)
やはり釣りは想像力、そしてイメージを実世界に引っ張り出す能力がモノを言いますね(爆)



そんな訳で前夜祭も終了し、
エギングパーティー当日を迎えました!

メンバーは慣れた様子でスタンバイし、
スタートの合図で車列を組んで、いざ出発。
ポイントは定番のエトモ港で・・・って、


着いてビックリ、


完全に想定外の、






立ち入り禁止(死)












えぇぇぇぇぇぇ(;´Д`)














ヽ(´ー`)ノ









あの防波堤の表に立てたらなぁ。

そんな事を思いながらふと横を見ると、
見事なオーバーヘッドジャークをキメる輩が2名(爆)
直後、釣るw

威力パねぇなwww

一方僕は、
マグレの回遊アタリでも来れば良いとワンポイント張り付き攻撃。
も、虚しく残念ながら完全ノーフィッシュで終了。




うーん、来年は前日プラ必須だな!
入れるかどうかの!(笑)








そして会場本部では辻原テスターの講習会。
今年はかなり攻めた究極に良い発言をされました。
代弁するので、どいつもこいつも耳の穴かっぽじって良く聞けカス。





ライジャケってのは、
生きるための道具ではなく、
死体となっても浮いていられる為の道具。




正にその通りです。
僕もかねてからそう思っています。

結構、聴いていた人には響いたシーンだったと思います。







ってことで、
今年も無事終了!(笑)
年々手抜きレポートになってますが、まぁこんなもんですハイ(笑)

そして今年の敢闘賞はなんと言ってもノッポくん、君だ!
いろんな意味で良く頑張りました!
これに懲りず来年も参加してみてね、きっといいことあるからw

そしてそして参加された皆様大変お疲れ様でした!
来年こそ酒量抑えめで行きましょう(爆)
  


Posted by セリ at 23:27

2012年10月01日

正直に生きること

僕にとって、
「釣り」とは人生そのものです。

もっとも、
人生を語る事ができるほど大人ではないし、
釣りに人生を賭けるのかと言われても、
それはニュアンスが違います。

でも僕の人生は釣りなんです。
釣りあっての人生なんです。



ですから、


釣りで嘘をついたり見栄を張ることは、
偽りの人生を送るも同然と考えます。
考え方はその時々で変わっても、
その一瞬を真剣に生きることが大切なんだと、
そのように思い自分に言い聞かせます。



最後の最後のヤマメ釣り。



いろんな事があった今シーズンのFW釣り納め。
それはとても清々しく気持ちの良いものでした。
今年はもう悔いはありません。



こうして禁漁までラスト1週間を残し、
僕は日々の仕事に励むのでした。
渓流魚のことなど何も考えずに。




9月28日
金曜日の仕事始めに朝礼で、
翌土曜日は休業とする旨を伝えられました。

明日は休み・・・明日は休み・・・。

その一週間、何一つとして渓流の事は考えていませんでした。
雨量や水位計のチェックも全く。

完全に終わったはずの今シーズンでした。

せめてあと3日早く休みだと分かっていれば・・・。
いや、2日でも・・・。


この日は仕事が手に付かなかったのは言うまでもありませんね。


どこそこなら可能性はあるんじゃないか、
あそこを撃てば良いサイズが居てもおかしくない、


普段なら一週間かけてじっくり悩む所を、
半日足らずの時間で頭をフル回転させていたのを覚えています。
夕刻まで考えに考えて、そしてある一つの結論にたどり着きました。



あしたは、やめよう。



全然気持ちがついて来ない事に気付いてしまったから、



だからあしたは、やめよう。




仲間達が土曜日の早朝に向けて士気を高めているのを知っています。
皆、そうでなければ相手にしてくれない魚だと知っているから。
そんな人たちに、そんな魚に、
今のテンションで立ち向かえるか?

明日は仲間以外の大勢が最終ゲームとして照準を合わせてきているはず。

そんな奴らに囲まれていつもの釣りを展開できるか?




きっと楽しめないに違いない。




だから、あしたはやめよう。




僕はヒロさんに電話を掛けていました。
10月になったら再びバス釣りに行こうと誘ってくれていたヒロさん。
ちょっと早いけどと、お願いしてみました。




9月29日の空はどんよりと曇り、
台風直前、嵐の前の静けさと言った所でしょうか。
こんな日は絶好の魚釣り日和だと誰もが言うものです。


ボートを降ろしタックルを積み込み・・・、
準備段階からヒロさんは言います。
今日はかなり良いかもしれないと。
恐ろしい事に既にエリアまで絞っているようでした。


静かな湖面を勢い良く滑り出したボート、そして風を感じた瞬間、
やっぱりトラウトじゃなくて良かったと思いました。

程なくしてコニさんサンジさんから画像付きメールを受信。
いずれも素晴らしい魚の画が添付されていました。

「やるなぁ!まいった!」

やはり僕には釣れない日だったと確信を持てました。



ようやく気持ちが切り替わったのを感じました。



さて、今日は、バス!



ガイドさん、頼むよ!




















ここまで頼んでねぇッス!wwwwww


若干ズレてるけど、口閉全長55cm・・・。











マジ重いッスwwwwwwww







実はこの日・・・、
年に1度も「無い」であろう、スーパーお客様感謝デーだったらしく、
朝一から良型をバラシていた僕・・・。

バス特有の挙動を知らないが為に、
急浮上から水面割ってヘッドシェイク1発でフックオフなんて、
絵に描いたようなバラシっぷりに落胆していました。
目視したサイズはゴーマルあるなし、あったかもと言うヒロさん。

だからコイツが出てくれた事を心から喜んでくれました。




で、




やはり恐ろしいのはこのヒロという男。


得意と言うシューティングを華麗にブチかまし、
とんでもないクロスカウンターがメガヒット!















ゴーナナ釣るwwwwwww













これまで画面越しにしか見たことがなかった、
アメリカの魚か!と言ってしまうほどグッドプロポーションのバス。
この日はこれをそのまま縮小したような見事な魚体、
25cmから30cmメインを2人で20本は釣ったと思います。

オータムシーズンの釣りで55cmUPが1艇2本。

その他も完璧な体系の魚が多数。

琵琶湖でも行かない限り一生体験できないと思えと言われました。

10年かかっても獲ってない奴は獲ってないサイズだとも言われました。



最後のヤマメ釣りを蹴った結果、
恐らく、
これは尺ヤマメどころでは利かない経験をしてしまいました。



これが自分に正直に生きた結果。



全く未知の釣りでランカーを引っ張り出せたのは99%ヒロさんのおかげだけど、
1%だけは紛れも無く自分のもんだと思います。
だって、
電話してなかったらヒロさんがいつもの調子で2本釣ってるだけの話だから。
いや朝一のもバラしてないだろうから3本か・・・。

ちょっと怒られそうな展開でしたが本当にありがとうございました。









でも、
おまけがまだある(笑)


9月30日FW禁漁直前日


1日フルで入ってた予定が半日で済み、
もう心は軽やかに羽ばたかんばかりに、
大雨を突っ切って川に向かいます(笑)

実はバス釣ってる時から完全に読めた展開。
雨の具合も用事が潰れるのも。

雨の降り積もり待ちで夕マズメ勝負の計画だったけど、
累加の勢いが良く午後イチで勝負を仕掛けました。




でもやっぱり甘くない!(笑)










これで正真正銘、2012ラストフィッシュとなりました。
チビッ子だけど将来イケメンを予感させる、
大人びた完璧なパーマークに感謝!

これも正直に生きたご褒美かな?なんてこたないか。



さぁ今年も残す所3ヶ月!


あとは・・・待ってろヒラマサ!!
  


Posted by セリ at 19:21

2012年09月25日

心技体それだけで

思い起こせば・・・、

3月、4月、5月とサクラマス狙いに全力を注ぎ、
その甲斐あって奇跡の1尾に出会うことができました。

サクラシーズンが終わると一息つきたかったのもあり、
6月は少し休憩・・・したものの、
7月には見事なパーマークで武装した泣き尺夏ヤマメに出会うことができました。

そして圧倒的な存在感は今でも鮮明に覚えている、
今年こそはと意気込んだ本流ヤマメにも出会い、
8月に入っても暑い中、タイミングを見ては川歩きに励んでおりました。

そう、
思い起こせば・・・、
とっても素晴らしいFW戦線だったのではないかと思います。





「もうこれ以上は望めないかな。」





つい先日まで、
僕はこの言葉で埋め尽くされていました。
数々の出会いを果たしてきたトラウトゲーム、
今となっては精魂尽き果てた感が漂っています。

今年はもう、多分無理。

気持ちが付いて行かない。


けど・・・、
最後にひとつ贅沢を言えるとしたら・・・、

サイズは問わないから、
美しくも儚い秋色をまとった、そんなヤマメに逢いたい。




やはり想いというものは人を動かしますね。
そして動くのは身体だけでなく、心も一緒に。
僅かながらにも心技体が1つになった時・・・、



今年も最後に良い魚が出てきてくれましたよ。











泣き尺と言うには少々心もとない、
29.5cm尺切れヤマメ。

贅沢を言えばキリがありません。

もう少しだけ色濃かったらとか、
もう少しだけ鋭い顔つきだったらとか、
もう少しだけ幅が広かったらとか、
もう少し、もう少しだけ・・・サイズが良かったら、とか。

でも色々と考える内にひと回りして、




やっぱ、いい魚だなぁって。











最後の最後の週末は残念ながら出撃できそうにないので、
これが実質、今年のラストとなりました。


思い起こせばそう、
素晴らしい1シーズンだったなと、そう思います。。

やっぱりどこかで気持ちが付いて行かない中でも、
最高の締めくくりができたんじゃないかと。





今年もありがとうございました。

ちょっと早いけど、

2012FWシリーズ閉幕です。
  


Posted by セリ at 00:21

2012年09月10日

淡水ルアーフィッシング

今年はね、
ど~もね、
調子が出る期間とそうでない期間がハッキリしています。
この1ヶ月は長かったなぁと思う時があれば、
その逆もまたしかり。

今はそうですね、

ダメダメな期間でしょうか・・・。





実は今年はそんなに記事にしてないんですが、
実は、実は、
かなりの回数のヒラマサ釣行をこなしております。
何と言っても当たり年ですからね。
良い時に頑張ろうじゃないかってね。

で、

やっぱり当たり年なんで、
行く度にヒットに持ち込んだりトップでバイトを拾ったりと、
それなりに魚は感じております。

ただ、

オールフックアウトってだけで(泣)

このままダラダラと続けても打開できやしないと、
9月最初の釣行で一旦終了とするつもりでした。

そろそろ渓流も終盤戦なんで本腰入れなきゃいけませんからね。
ヒラマサにケリを付けて10月までヤマメに没頭しようではないかと。


そんな一時休止前の気合いでみなぎった釣行、
これも例によってバイトのみの空振りに終わってしまいました。
きっとダメなタイミングだったんだ。

仕方ない。

仕方ない。



さぁ、



じゃあ、



そろそろ、



一発やってやりますか!



淡水ルアーフィッシングを!












THE バス(笑)




まぁ、成り行きは言うまい・・・。
ただこれだけは言おう。

通算バス歴5日ぐらいの僕にとって、

これは超オモロイ釣りで確定ですwww

もっとも、
ガイドさんが完璧にエスコートしてくれるからですけどね(笑)



そんな訳で何故かヒロさんとバスです!




まずはヒロさんが魅せてくれます!









「カメラが回ってる時のバスプロ」
ぐらい無駄なやり取りで仕留めた、本家ナマズ!(笑)
川ナマズとはちょっと違う風貌で綺麗な感じでしたね。



と、
そうこうしてたら僕にもバイト!









見事なフロリダバスです!(違)

って言うか変な撮り方したらレンズに指が掛かってますね・・・。
横着はダメですな・・・。

じゃなくて、
きっちりガイドさんがお仕事してくれます。








まずは1本という思いからダウンショットでスタートした釣りも、
次第にネコリグへと進化し、
最終的にはなんと、








こんなんで釣らせてくれました!
全然知らないけど、
これも本当は高っけぇスピナーベイトなんだろうなとか思ってみたり(笑)


僅かに3時間ほどの釣行でしたが、
バス釣りのイメージを一新する最高に楽しい一時でした。






てか、


今さらですけどヒロさんヤリ過ぎじゃないでしょうかw
FRP艇に魚探2機、エレキも何やらハイパワー、
タックルだって新規投入で溢れ返り・・・。








用事の為に帰らねばならない僕を降ろし、
そして再び湖面へと戻るその姿・・・、
男を感じました・・・。

ヒロさん本当にありがとうございました。
おかげで完全リフレッシュ!
渓流ラストスパートが掛けられそうです。

・・・10月になったらまたお願いしますwww




そんな訳で渓流最終シリーズ開幕です!
  


Posted by セリ at 23:30

2012年08月29日

シロイカ第二章

皆様こんにちは、
月刊「栗のテリーヌ」の時間です。

月刊・栗のテリーヌでは、
全国各地から選りに選って厳選された栗のテリーヌを、
これでもかというほど大胆かつ魅力的に紹介して行きます。

そんな月刊・栗のテリーヌ、
今回は特別企画で編集長の独断と偏見による審査により、
なんと!


なんと!!








って言う、本当~~~に意味が分かんない事でも書いとけば、
後々恥ずかしくなって早く次を更新したくなるだろ・・・。

そんな自らを戒める、
マジで掴みネタでも何でもない病的な入りからスタートした今回。

そう、


なぜならそう、


病気です!












やっぱりメタルトップ買ってもたー(笑)



と言う訳で、
ベラ船長のご厚意により2度の実戦投入ができましたので、
Takaさんの為にインプレでも(笑)








話は遡る事しばし・・・。



オフショアシロイカ用に使っていた、
確か3000円ぐらい?の超乗り調子のグラスロッドが寿命を迎えた事が発端でした。
この際だから、軽快な攻めができそうなゲームロッドを安く探してみるか!
と、そんな風に思ったのです。

しばらく各メーカーのカタログを睨み付けてみる訳ですが、
目から邪悪な光線が出て0をひとつ焼き消せる程の力がある訳でもありません。
ま、邪悪な光線は若干ですが出せる方ですけど(大謎)

やっぱ乗り気になれんな~なんて思いながら、
釣具店のオフショアコーナーを何気なく見ていたところ、

例の、某メソッドの白竿(笑)と運命の出会いを果たしてしまったのです。

手にとって振ってみて・・・ええじゃないか。
セールにつき実売価格13,000円少々・・・ええじゃないか!

これは久々に至高の費用対効果を感じられると思いましたね。

いや、本当に。間違いねぇと。


その軽快な調子の安いロッドは、
思った通りの力を発揮してくれました。
近頃の釣具は値段じゃねーな!
そんな事も思いました。



が!

やはりそうは言っても金が物を言うんだと再認識させられました・・・。
ベラ船長が使ってたエエ竿、これがまたエエ仕事するんですわ・・・。

気になったら最後、、、悪い癖です(汗)



そんなこんなで1本、
厳選して悩んでオーダー掛けてしまいました。



Daiwa キャタリナBJタイラバモデル 65HB-BJ


今か今かとはやる気持ちを抑え到着を待つこと数日。


釣具店から連絡があり(・∀・)ニヤニヤしながら受け取りに行くと・・・。



いや、
確かに注文したロッドは届いていました・・・。
しかしながら振ってみて愕然・・・やってしまった・・・。


スペックばかりに気を取られて、
あくまでタイラバロッドだと言うのを完全に忘れていた・・・。






「あの、これ、やっぱ、いらん・・・。」





「え?」





「いや、それが、ちょっと違くて・・・。」






「え?」








「だから、返品・・・」









「は?はぁぁぁぁぁ!?」







そこを何とかマジ頼む!



つって鬼クレーマーも真っ青な見事な知らんぷりをブチかまし、
もう1ランク硬い調子のロッドをオーダーしなおしたのです・・・。


その節は、本当にご迷惑をおかけしましたN山氏・・・。


と言う訳で届いたロッド、
Daiwa キャタリナBJタイラバモデル 65XHB-BJ
こちらを受け取ったその日がエビさんご来鳥って言うね(笑)

もちろん出港の件は出願済みって言うね(笑)


なもんで、
詳しい流れはエビさんのブログでどうぞ(丸投げ)



まず初めに、
なぜ究極の無理を言ってまで返品、変更したのか。

僕のオフショアシロイカは、何と言っても中オモリのエギングスタイル。
最近特にライトリグのスプリットっぽい感じで操作するのが面白い。

で、

そうなると使えるロッドには最低ラインが生じる訳です。
8号・10号・12号・15号、時には30号なんてシンカーを入れるんですが、
早い話がロッドにシンカーウエイトが乗った状態をゼロ(実際はちょいプラスぐらいが理想)にしたいんです。

だからバットは当然、ベリーがシンカー負けしてはダメなんです。

この点、昨今の流行でもある鉛スッテやジグ単体の釣りなら、
ベリーは入った方が逆にティップが生きて反響しやすくなるんじゃないかと思うんです。
このティップ云々~の件は勘・・・と言うか感覚?の話ですけど。

とにかく、

中オモリで遊びたい僕には、
それなりの調子でなければ「納得」は与える事ができませんでした。



長くなりましたが実釣開始。



これがまた早速、イランものまで伝えやがるからカラ合わせ連発(笑)
恐るべしメタルトップ。

一向に調子が掴めない上、船長やエビさんが飛ばす飛ばす(笑)
翻弄されっぱなしで雰囲気が掴めたのは終盤に差し掛かるところでした。


いろいろ考えたり対応して行かなければならない部分が多い、
そんな気難しいシェイクダウンで終了でした。



が!



早々にも再戦のチャンス!
ベラ船長の更なるご厚意により二夜連続釣行が決定!
仕事しながら一気に脳内整理を仕上げます(笑)
仕事になってたんだろうかw



2日目のテーマは「メタルトップならでは」これを感じる事。
1日目はテーマも何も、単なるシェイクダウン。
選んだロッドは間違ってなかった事だけは分かりましたが、
その性能を引き出すまでには至りませんでした。
だからこそ今回はメタルトップ全開で行ってみたいと意気込んでいました。

定番スタイルの中オモリ15号スタートで先糸はフロロ3号1ヒロ、
エギは高級エギマル2.5S

スタート直後からサイズ問わずバタバタと釣れますが、
正直釣れてる時は何やっても釣れるからクソつまらんのですわ。
問題はアタリが止まってから。
その瞬間、少なくとも他の人は釣ってる訳で、
ここがオフショアシロイカの最もゲーム性が高いと言える所。


ここ一番で集中、集中、集中・・・。


と、パン!とはたくアタリが頻発し始めました。
集中する事でアクション抑え目のステイ時間が長くなった為でしょうか。
この、パン!とかいうアタリは合わせても乗ってないので掛からないんですが、

パン!→あえて合わせない→パン!→あえて合わせないを繰り返すと、
突然ピッチの違う反響アタリが出る場合が多い事に気付きました。
そこですかさず合わせる!っと・・・、









良型♪
(エビさん勝手に画像借りました・・・)


その後も「中盤以降の良型」はこのパターンが多く、
僕の当日の最大寸もこれでした。

デカイのっても40cmクラスですが、
やはり大きくなるとスレが早く、
いかにうまく乗せるかがキーなんでしょうね~。

それもこれもメタルトップのおかげ。

これで夢の50cm大剣サイズも近付いた・・・かな?




と言う訳でサックリですがインプレ終了。
シロイカ、ケンサキイカの新たなる境地に立ったのは間違いありません。
ここはイッパツ遊魚にでも乗ってみっかなー!





しつこいようですが、
栗のテリーヌは何のカスリもありません(汗)
  


Posted by セリ at 00:49

2012年08月06日

安物買い≦銭失い

バタバタから開放されつつある我が家。
少しずつ平常を取り戻し、僕も釣行数が増えてきております。
そんな最中にベラ船長よりシロイカのお誘い。


そう言えば今年はまだ沖に出てないっけなー。


よし、思いっきり楽しんで来よう!


ってな訳で、
オフショアシロイカ用にロッドを1本調達。

店頭で軽く振ってみて、
この調子なら問題ないなと思いながら値札を見ると16,000円ほど。
これが13,000円ぐらいで買えるって事になり即決。

某釣具店オリジナル(笑)のリア〇メソッド(笑)より、
ロコムーブというライトジギング用ベイトロッドを購入。
スペックは6.0ft-MAX150g(店頭ポップには120gと記載)
ジグというよりタイラバ用ですかね。
スペック通りのウエイトを背負うには心もとない、
かなりしなやかな印象を受けるロッド。
船竿で言うところ25号クラスのキス・カワハギ小物用って感じでしょうか。
同スペックでティップにはソリッドとチューブラの選択肢があったので、
反響バイトも取りたい為チューブラを選択。

さて、
この買い物やいかに。

この段階で言える事は、
この価格帯でこのジャンルでこの造りのロッドなら、
他の追随を許さないであろうと思われます。
ダイワシマノなんかではまず出せない価格ですね。
頑張ってメジャクラがついて来るぐらいか。

今日のエントリークラスは恐ろしいほど性能の上昇が見られます。
1万円台でも馬鹿にならない造りです。
OEMってんですかね、上手い世の中になってますよ。


そんな訳で実釣当日は8月2日。
そこそこの風波が上がっており、
トモを取らせてもらった僕は繊細な釣りが難しいって状況でしたが、
ミヨシに入って貰った同船の方は僕の倍近い縦揺れに四苦八苦しておられました・・・。
僕だったら華麗に吐き散らかしてたな・・・。

そんな訳でロッドの調子を聞いてみます。

いつも通りの中オモリエギングで、
PE1号、リーダーフロロ4号5m、オモリ先糸フロロ3号1ヒロのセッティング。
オモリは10号スタートでしたが、
パラシュートが効かないほど潮と風が噛んでない状況なので、
ほぼ15号で通しました。
エギは実績のエギマル2.5シャロー。

で、

結果から言いましょう。
サイズは大小様々ですが45杯~50杯未満という所。
船長も同船者も少し厳しかったようなので、
数と型で言えば良しとする所ですが・・・。

やはりバイトが取れずシャクリ合わせが多発したり、
絶対的に訪れる中だるみの期間を回避できなかったり、
内容は思うようなものではありませんでした。

まぁ、

シーズン1発目というのが大きいという言い訳はさておき、
ひとつ課題が見えてきました。

実は僕のスタイルは基本、2本竿体制。
1本を引き上げる間に1本をタナまで落とし、
イカを外してエギを投入する頃にはもう1本にアタリが出ている、
というエレベーター式の釣り。
お分かりの通り、釣果は2倍。
しかしながら手返しは1/2な訳で、
実はこれが悪の元凶なんじゃないかと思いました。


もう少し攻めの釣りがしたいと思うようになり、
次釣行では完全1本竿で挑むと決意。


そしてそのチャンスは早々に訪れ、8月5日。
またもベラ船長に誘って頂き、19時出船。









しかしこの日は困った!
ライト点灯直後から恐ろしい数のベイトが寄り付き、
どっかのCMみたいに「画面が真っ赤だ!」な感じの魚探。
案の定タナは定まり切らず、
ベタ底で乗ったり10mで乗ったり。
基本ベイトがシラスに毛が生えたようなイワシ系なので、
少しでも目立つように2.5号から3号エギに変えてみたりしますが、
やはり我慢の釣りが続きます。
底に落とせば釣れるのは分かっていても、
手返しが悪くなるため落としたくない。
かと言って模索ばかりで釣れないのも面白くない。

っと、

2本竿の時より頭を使っている自分が居る事に気付いたのはこの頃。
2本なら2通りのタナを探れるので手は打ちやすいのですが、
次第にタナは安定し上昇してくる確信はあったので、
今は少しでもロッドの真価を発揮させるよう務めます。

様子を伺いながらポツリポツリとヒットさせ、
10杯ほどキャッチした頃から30~25m付近に群れが固まり始めました。
ここぞと言わんばかりに静かに誘いを続けます。
と言うのも、
完全手持ちの1本竿なら、
ついチャカチャカと動かし過ぎてしまう懸念が見えていた為。
ショアエギングで培ったシロイカに魅せる技術、
「弱々しいほど最大のアピール」
これを全開で取り入れて行きます。

ツーという引き込み系バイトにはスイープに、
トンという高速で突進してくるバイトにはワンテンポ置いてから、
触腕を使ったキュッと絞るバイトにはクイックに、
アワセにも気を遣いながら、着実に数を重ねていきます。









中盤あたりでこんな感じ+別で沖漬け20杯を実行中。
ここから中だるみの時間が訪れるのですが、
ここも回避すべく頑張ってみました。

で、1つのパターンが・・・?

スタートは15号オモリだったのだけど、
レンジが上がって安定したので10号に交換して釣り続けたんですが、
しばらくして釣れなくなったので再び15号に戻すとアタリが復活。

以前アジングでもあったのですが、
スレるに連れてシンカーウエイトを上げていく事で、
バイトをキープする事ができた時がありました。
これはもう完全にリアクション要素ですね。
一般的にはより軽くナチュラルな方向に持っていく事が多いですが、
時として逆もありえるんです。

このイカ釣りの中だるみには、
例えば大型魚が近付いて群れが散る等いろんな要素があるのでしょうが、
単にスレて釣れない場合にはオモリのウエイトアップは効果的かもしれません。

そんなこんなで、
そこそこ納得が行く展開で終盤を迎えました。






で、





で・・・。

ここでイラン事をしてしまうのですわ・・・。

船長が使ってたダイワの1つテンヤ用?か何かのメタルトップのロッド。
ちょっと貸してもらえませんか?

こう言ったが最後でした・・・。



なんじゃ、こりゃ・・・。



今回60杯オーバーを叩き出した手持ちのロッドと、
もう天と地ほどの差・・・。


僕が引き込み系バイトとして捉えていた、
その引き込み前の触りの瞬間、
僅か2cmぐらいのティップの入りが分かる・・・、
それも視覚以外に感触も伴って・・・。

考えてみて下さい、
30m先にある50g以上のウエイトの更に先の2cmの入りを表現できる・・・。

これがエントリーから中堅機種と、最高機種の差か・・・。


イラン事をしてしまった・・・。




僕は今、
13,000円のロッドで最高のパフォーマンスを発揮できた思っています。
ただ、それだけです(泣w)



ま、
当面の刺身と沖漬けは確保できたので、
酒でも飲みながら悶々としてみます(笑)


船長お疲れでした!
今年も面白くなって来ましたね。
  


Posted by セリ at 22:59

2012年07月29日

死ぬということ




「あと半年でしょう」




いやはや、
医者ってのは恐ろしいですね。
人の寿命というものを見事に言い当ててしまうのですから。

あと半年、
そう言われてからきっかり半年後の先日、
同居していた僕の祖母が亡くなりました。
享年79歳、今の時代では少し早いお迎えでしょう。

体調の良し悪しに関係なく、
毎月決まって掛かり付け医を受診して、
毎月血液検査もしていたそうな。
それでも手遅れになるまで分からなかった。

血圧ばっかり気にしてたからなぁ。

数ヶ月ほど大きな病院に入院の後は、
家族と話し合って自宅療養に切り替え。
母は面倒を見るため、日々頑張っていました。

その掛かり付けの医師も、
謝るように以後の経過を気にしてくれていましたが、
取るべき物も取れない現実、
良くなる事は決してありませんでした。

病気って恐いですね。

忙しいとか多分大丈夫とか、
ついつい後回しになってしまう小さな異変。
たまには体の言う事も聞いてあげなきゃいけませんね。



ばぁさん、お疲れさんでした。
そっちでじいさんと出会ってるだろうから、
久々に喧嘩でもしてくれ(笑)






そんなこんなで、
少々疲れが出そうな感じでしたが、
やっと動ける体になりました。











バタバタしてる内に少しだけ季節が進んでるような気がした、
そんな朝の本流でした。





あ、
そう言えば喪中は殺生してはならないとか言いますよね?
喪中って、いつよ?
本当は釣りなんて出ちゃいけないんですかね。
基本、誰が何と言おうと盆正月すら関係なしの僕ですが・・・。

ちなみに僕の父、葬儀当日の朝に、
蜘蛛が歩きよる!とか言ってスリッパで叩き潰してましたが・・・。
(そのセンスは流石に引いた・・・)


まぁ、
弔いの気持ちが有れば良いってのが現代風なんでしょうか。
人とは常に自分に都合よく生きるものですから。


生かされていると言う事を忘れず、
明日も生きていられる事を信じて、
今日をしっかり生きて行きたい。

そんな事を思う、この頃。




  


Posted by セリ at 17:48